桂ざこば、九雀@動楽亭(8/6)
動楽亭・昼席を聴く。
- 吉の丞/子ほめ
- ひろば/替わり目
- 歌之助/はなしか入門
- 米二/崇徳院
- 九雀/稲荷俥
- ざこば/お玉牛
歌之助さんのネタは、彼が歌々志時代に創作したもの。冒頭部で「道具屋」かと思いきや、それを稽古している落語家の噺で意表を突かれた。
今回一番面白かったのは九雀さん。車のオイル交換をしてもらおうと、知り合いの自動車修理工場に向かっている途中に追突されたことをマクラで話された。バンパーが破損し、そのまま修理工場へ。「そもそもオイル交換に向かっていなければ追突事故に巻き込まれなかったわけで、都合が良かったんだか悪かったんだかよく分かりません」そして人力車の噺へ。
九雀さんの前、米二さんがされた「崇徳院」の舞台が高津神社で、「稲荷俥」も物語の発端となるのが高津宮。その流れが良かったし、軽妙で賑やかな雰囲気も愉しかった。
ざこばさんは若い頃、福笑さんとやんちゃをしたエピソードをマクラに、夜這いの噺へ。「お玉牛」は春團治さんの十八番で、米朝一門が高座に掛けるのは今回初めて聴いた。ざこばさんらしいダイナミックな独特の味があり、中々聴き応えがあった。
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