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2009年7月 3日 (金)

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」TV放送に寄せて

本日、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」が地上波でオン・エアされる。既にレビューは下記に書いたのでそれをお読みいただくとして、いくつか書き忘れたことを追記したい。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」は"EVANGELION: 1.0 YOU ARE (NOT) ALONE"というタイトルで7月17日より北米公開が決まっている。約100館規模でスタートする予定だそうだ。英語版予告編はこちら

上のレビューにも書いたが「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」はテレビ版の第1話から6話までをほぼ忠実に踏襲している(絵のクオリティは飛躍的に向上)。僕が不思議に感じたのは主人公の碇シンジが新劇場版でもDATウォークマンを聴いていたことである。テレビ版「新世紀エヴァンゲリオン」が放送されたのは1995-96年。その当時ならこれにもリアリティがあったろう。しかし物語の設定は近未来である。今やDATは完全に時代遅れ。「どうしてiPodなど携帯型デジタル音楽プレイヤーに変更しないのだろう。もしかして、これってパラレル・ワールド??」と頭の中は疑問符でいっぱいになったのだった。

ところが「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を観てその謎は一気に氷解した。見事に論理的かつ納得がいく説明がなされていたのである。このようにしっかり整合性がとれたシナリオ作りがされるならば、今回の新劇場版はテレビ版のように辻褄が合わなくなった挙げ句の果て、物語を放棄したようなボロボロの結末にはならないだろうと期待したい。

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