みのお茶寮
大阪府・箕面市にある「みのお茶寮」(公式サイトはこちら)で夕食をいただいた。
ここは神社へ至る道すがらにある。
まずは梅酒と先付。鮑や雲丹、海老などの上にジュレをかけた爽やかな一品。
秋刀魚寿司と、早松茸などが入ったオクラのすり流し。柔らかく握られたシャリに、とろりと油ののった秋刀魚。その後にさっぱりとした碗が嬉しい。
造りも丁寧。船に乗ってくるところが涼やかだ。
八寸。この自家製からすみが良かった。また、ドラゴンフルーツの田楽など面白い料理があって飽きず、日本酒が進む。ドラゴンフルーツはそう好きな果物ではないが、つぼみの田楽は食感が新鮮だった。竹筒に入った冷たいスープは喉をすーっと通り、心地よい口当たりが余韻を残す。
和牛と魳の炭焼き。部屋に炭を持ち込んで焼いてくれる。煙がもうもうと立ちこめて、なんだか可笑しかった。
花山椒を添えられた和牛の焼きあがりはミディアムで、サシは多いがそこまで脂っこくはなかった。
魳は酒盗の風味がよく効いていて、香りもいい。
量もたっぷりで、この辺りから段々お腹がいっぱいになってきた。
天然鰻の白焼き。ちり酢がいい。鰻は臭みもなく、しっとりもっちり。
鱧の小鍋。玉ねぎのせいか甘めのお出汁。
この後、土鍋のご飯、だし巻き卵、おつけもの、赤だしが出され、フルーツが出た後、抹茶を点ててくれた。
大阪市内の和食に比べてどうなのかなと不安もあったが、とても美味しかったしコストパフォーマンスも抜群だった。是非また寄りたいなと後ろ髪を引かれつつ、帰途に就いた。
| 固定リンク
|
「食い倒れの日々」カテゴリの記事
- 吉野に桜咲く (「義経千本桜」ゆかりの地を訪ねて)(2012.04.18)
- 京の茶漬け&「フェルメールからのラブレター展」「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」@京都市美術館(2011.10.03)
- さん喬ひとり舞台@亀屋寄席(2011.09.26)
- 月亭遊方×津軽三味線!(2011.08.05)
- マーラー「夏の交響曲」〜大野和士/京都市交響楽団 定期(2011.07.25)
コメント