ヤナーチェク/シンフォニエッタ~吹奏楽コンクールの話題あれこれ
村上春樹さんの7年ぶりの新作小説「1Q84」がベストセラーになっている。それに伴い小説に登場するヤナーチェク/シンフォニエッタのCDが売れに売れ、現在入手困難らしい。女性の主人公"青豆"がタクシーの中でたまたま耳にするのが、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団によるこの曲という設定になっている。さらにもうひとりの主人公、"天吾"はシンフォニエッタをティンパニ奏者として吹奏楽コンクールで演奏したというエピソードも出てくる。
そのシンフォニエッタを8月10日に開催される大阪府吹奏楽コンクールで早稲田摂陵高等学校(昨年までは向陽台高等学校)ウィンドバンドが演奏するそうだ。
また昨年、全日本吹奏楽コンクールでクロード・T・スミス/「フェスティバル・バリエーションズ」を演奏し、大センセーションを巻き起こした藤重佳久/精華女子高等学校吹奏楽部は今年のコンクールで同じスミスの「華麗なる舞曲」を取り上げている(既に7/19に福岡吹奏楽コンクールは終了し、順当に代表に選ばれている)。この「華麗なる舞曲」は1992年に宮本輝紀/洛南高等学校吹奏楽部が全日本吹奏楽コンクールで演奏し、伝説的名演として名を轟かせているだけに、果たして精華女子はかつての洛南を超えられるのか?今から目が離せない。
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