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月亭八方 IN 月亭会(7/24)

大阪・阿倍野区文の里のアークカルチャースタジオで開催された「第11回 月亭会」に足を運ぶ。

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  • 月亭八方/ごあいさつ
  • 月亭八斗/色事根問
  • 月亭遊方/オオサカ・シネマロケンロール(遊方 作)
  • 月亭八方/鉄砲勇助
  • 月亭八天/仔猫

昨年、還暦を迎えた八方さんはここ一、二年で落語に目覚めたというお話をされた。若い頃は漫才の人たちからゴルフやマージャンに誘われたり、横山ノックさんから食事に誘われたりと稽古をする暇もなかったが、最近周りの人々が年を取ったり亡くなったりと「休日にせんならん用事がなくなったんですわ」

八斗さんはこの5/31に初舞台を踏んだばかり。そのときと同じ「色事根問」で良いからやりなさいと八方さんに言われたそう。なかなか声が通り、元気良い高座だった。

遊方さんはいつものハイ・テンションで会場が大いに盛り上がる。

再び登場した八方さん。新型インフルエンザが関西で大流行した5月、北海道に仕事で往ったときの話から。携帯電話に奥さんからの電話。「お菓子のお土産はいらんから、マスク買ってきて」「分かった」ここで八方さんはマスク・メロンと勘違い。「買えるだけ買ってきてよ!」「ああ…」高価なマスク・メロンをそんなに沢山買えるわけないじゃないかと考えながらも、邪魔くさいので適当に返事して電話を切る。結局メロンを1個だけ買って帰った八方さん。それを見た奥さんは一言、「あんたはアホか」

そして北海道で地元の人から聞いた話に続く。5月の札幌では皆セーターを着ているが、「山の上の、もっと北の方はこことは比べものにならないくらい寒い。あちらでは声も凍るんですよ」「火事も凍ってしまいます」と、法螺を吹く男の噺「鉄砲勇助」に。つまり後から振り返ってみると、マスク・メロンのエピソードから既に「鉄砲勇助」の世界に入っていたのだとも解釈でき、マクラと本編の境界がはっきり分からない摩訶不思議な高座であった。上手いっ!

八天さんも素晴らしかった。滑舌がよく、トーン・コントロール(音の高低を調整すること)により登場人物を巧みに演じ分け、凄みさえ感じる一席。

総じて月亭の底力を見せつけた、真に聴き応えのある夏の夜であった。

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