月なみ(^o^)九雀の日(6/10)
桂九雀さんが開催されている月例落語会を聴きに豊中市立伝統芸能館へ。60人くらいの聴衆が集った。お代は見てのお帰り(自由料金制)。前回の感想はこちら。
- 桂 九雀/七度狐
- 林家 花丸/三十石夢の通い路
- 旭堂南半球/那須与一 -扇の的-(講談)
- 桂 九雀/目玉(山田洋次 作)
南半球さんは九雀さんから、得意の「《ガンダム講談》以外でお願いします」と釘を刺されたそうだ。「しかし、《ガンダム講談》をしないと調子が出ないので…」と最初に触りの部分だけ披露された。僕はガンダムについては全く知らないけれど、なんだか賑やかで面白そうだった。
今回注目されたのは寅さんシリーズや「たそがれ清兵衛」で有名な映画監督・山田洋次さんによる新作落語「目玉」。これは絵本出版を記念して6月12日滋賀会館「わらげん寄席」で九雀さんが演じる予定だそうで、その予行演習を兼ねたものとなった。故・柳家小さん(5代目)の為に25年以上も前に書かれたもの。けちな大旦那が頼りない倅や番頭を信用できず、自分の死後も身代(しんだい)を見守るために医者に頼んで目玉だけ生き残るようにするという奇想天外なブラック・ユーモアの世界。事前に九雀さんによる説明がなければ山田洋次 作だなんて全く連想できなかっただろう。大変珍しいものが聴けて得した気分がした。
記事関連blog紹介:
- 洋洋日記(滋賀での落語会の様子)
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