フロスト×ニクソン
評価:C-
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トーク番組の人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)は、ウォーターゲート事件が発覚し大統領を辞職したリチャード・ニクソン(フランク・ランジェラ)に対する単独インタビューに挑む。ただそれだけのことを映画にして、果たして面白いのか?と半信半疑で映画館に足を運んだ。しかし結局、危惧した通りの結果に終わった。上映中、退屈で何度も意識を失い掛けた。
結局フロストはニクソンから謝罪の言葉を引き出し、カメラは憔悴しきった彼の表情を捉えることに成功する……だから、何なんだ?というのが僕の正直な感想である。
元々は舞台劇だそうで、どうしても地味な印象は拭えない(ブロードウェイで主役を演じた二人が映画も続投)。
本作がアカデミー賞で作品賞や監督賞にノミネートされ、世紀の傑作「ダークナイト」(キネマ旬報ベスト・テン第3位)が選から漏れたことは僕にはどうしても納得がいかない。
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