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絶対お勧め!4月以降の関西クラシック&吹奏楽コンサート情報

以前こちらの記事に書いた通り、日本でハイドンを振らせたらこの人の右に出る者なし、ゲルハルト・ボッセ/大阪フィルハーモニー交響楽団によるオール・ハイドン・プログラム(4/7、いずみホール)、バッハ・コレギウム・ジャパン至高の「マタイ受難曲」(4/12、兵庫芸文)、フラウト・トラヴェルソ(フルート)の達人・有田正広さんが10本の笛を吹き分ける演奏会(4/22、いずみホール)は僕が100%の自信を持ってお勧め出来るものである。そして今回はさらに追加情報をお届けしよう。

まずは4/18に大阪音楽大学、ザ・カレッジ・オペラハウスで開催される「鈴木秀美と仲間たちによる珠玉の室内楽」。詳細はこちら。これの何がすごいって、モーツァルト/クラリネット五重奏を作曲された当時の楽器=バセット・クラリネットで聴けること。脇を固めるのは鈴木秀美(Vc)、若松夏美(Vn)らオーケストラ・リベラ・クラシカのメンバーであり、古楽器の世界的名手揃い。当然ガット弦を張った演奏になる(モダン楽器はスティール弦)。バセット・クラリネットについてのレクチャーまである。こういう演奏会、関西じゃ滅多に聴けません(ちなみに秀美さんは神戸のご出身)。しかも一般3,000円(小・中・高校生1,000円)という料金設定はさすが大学ならではで、非常に良心的。

さてお次は全ての吹奏楽を愛する方に、そして「吹奏楽なんか一度も聴いたことがない」と仰るクラシック・ファンの皆様にも是非一度騙されたと想って聴いて頂きたいのが6/5(金)にザ・シンフォニーホールで開催される大阪市音楽団定期演奏会である。市音を知らない大阪のクラシック・ファンは吃驚仰天されるだろうが、ここは在阪オケのどこの管楽器セクションよりも上手い。その差は歴然としている。近年市音が出すCDの大半は「レコード芸術」誌で特選盤(ふたりの音楽評論家が共に推薦した場合適応される)に選出されている。ちなみに大植英次/大フィルハーモニー交響楽団が過去に出したCD(最新のブルックナー/交響曲第9番含む)で特選になったのはマーラー/交響曲第6番ただ一枚のみである。

今後、大阪では大フィルとセンチュリーを軸にオーケストラの合併問題が活発に議論されることになるだろう。その際、市音の実力を知っておくことはこの問題を考える参考になるだろうと僕は想っている。管楽器セクションを強化し、市音レベルまで引き上げることは在阪オケの急務である。

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6月の市音定期をお勧めする理由は2点ある。まず指揮者として飯森範親さんが登場されること。2007年にいずみホールで実現した飯森/市音のコラボレーションはセンセーショナルな大成功を収めた。

飯森さんは米アカデミー外国語映画賞を受賞した「おくりびと」に出演されており、山形交響楽団を指揮してベートーヴェンの第九を披露されている(→飯森さんのブログへ!)。

さらに、こんなところでも活躍されている。

そして強力に推す2番目の理由。今度の定期は曲目が素晴らしいことだ→詳しくは、こちら

「アルヴァマー序曲」で有名なジェイムズ・バーンズ、交響曲第1番「指輪物語」、第3番「プラネット・アース」のヨハン・デ=メイ、「オリエント急行」「宇宙の音楽」のフィリップ・スパークと吹奏楽の世界で最も人気のある作曲家の新作が目白押し!そして市政120周年記念委嘱作品として世界初演される「彼方の祝祭」を書き下ろす後藤 洋さんは、最近の吹奏楽コンクールでは「トゥーランドット」のアレンジャーとして一世を風靡した。

17年前、飯森/市音のコンビが岡山シンフォニーホールで披露したクロード・T・スミス/華麗なる舞曲の壮絶な名演は、今だ吹奏楽ファンの間で語り草になっている(試聴は→こちら)。そしてその伝説が今度はザ・シンフォニーホールで蘇る。

チケット発売は4/1から。これを聴き逃す手はない。That's Entertainment!

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コメント

市響ではなく市音なのですね、名前間違えてました。
迫力のブラスが聴けそうで楽しみです。
私も市音を知らない大阪のクラシックファンと言えます。
それからなにわオーケストラルウインズもGW中でどうなるか不明ですが行きたいものです。(これも4月早々発売ですね)

有田さんのフルートは私も聴きに行きます!
家人が趣味で古楽器をやるので、それで。
アムステルダムのリコーダーカルテットのリサイタルも行きたがってましたが、大植さんの方を選んだのです。

私は鈴木雅明・秀美さん御兄弟と中学が同じなんですよ~だから凄く親近感あります。
その割には、あまり聴きに行ってないんですけどね・・・・今年はハイドンが亡くなって200年ということで機会がありそうです。
そういえば、4月号の『音楽の友』で秀美さんとブリュッヘンさんの対談が面白かった!

投稿: jupiter | 2009年3月27日 (金) 01時04分

jupiterさん、コメントありがとうございます。

大植さんのマーラー/交響曲第9番は是非聴きたかったのですが、日程の発表があった時点で既にアムステルダムのリコーダーカルテットのチケットを購入していました。

鈴木秀美/オーケストラ・リベラ・クラシカのハイドンを大阪でも聴きたいですね!秀美さんご本人に直接その希望をお伝えしたこともあるんですよ。ただ、諸経費の問題もあってなかなか実現は難しいようなのですが。いずみホール主催あたりでやってくれないかなぁ……。

「音楽の友」の対談のことは知りませんでした。また読んでみたいと想います。

投稿: 雅哉 | 2009年3月27日 (金) 01時30分

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