月亭遊方のゴキゲン落語会/「隣人」「素顔のままで」
ワッハ上方4F展示室内の小演芸場・上方亭で開催された月亭遊方さん(→公式サイト)の落語会に足を向けた。遊方さんは第2回繁昌亭創作賞を受賞されている。前回聴いた時の感想はこちら。
演目は、以下の通り。
- 月亭遊方/幕開前戯噺(漫談)
- 桂二乗/ふぐ鍋
- 月亭遊方/隣人(ネイバーズ)
- 月亭遊方/素顔のままで
「隣人」では"Neighbors"という歌がかかり、それと共に遊方さん登場。考えてみれば「素顔のままで」もビリー・ジョエルの歌のタイトル("Just the Way You Are")だし、彼の創作落語は「怪奇ホテル・オソレミオ」(イタリアのカンツォーネ)、「いとしのレイラ」~彼女のロック~(エリック・クラプトン)、「ゴーイング見合いウェイ」(ビング・クロスビー/"Going My Way")など歌にまつわるものが多い。さすが、《高座のロックン・ローラー》である。
遊方さんは、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属。「素顔のままで」は彼が28歳の頃、レストランでアルバイトしていた経験を基に書かれた噺。その時既にテレビのレギュラー2本、ラジオを1本持っていたそうなのだが、家賃1万4千円のアパート暮らしでも生活していくことが困難だったとか。よしもとの給料が低いとは聞いてはいたが、まさかそれほどまでとは!
19時半に開演したゴキゲン落語会が終わったのが21時半前。補助椅子も出る盛況振りで、熱気があってとても愉しいひと時であった。
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