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2009年2月13日 (金)

「厄払い」「住吉駕籠」/桂吉弥の《新》お仕事です。

天満天神繁昌亭にて桂吉弥さんの落語会。

20090212181019

  • 雀五郎/初天神
  • 吉弥/厄払い
  • 紅雀/七度狐
  • 吉弥/住吉駕籠(すみよしかご)

桂雀五郎さんは早口で一気に畳み込んだ。吉弥さんは事前に「ゆっくり演ればいい」と言っていたのだそうだが、「律儀な男なのできっちり20分で降りてきました」と。前回雀五郎さんを聴いた時はセンテンスの間が空き過ぎてダレたが、今回の猛スピード高座はそれがなくてむしろ良かった。

桂紅雀さんは今回、初体験。師匠の枝雀さんを彷彿とさせる語り口。緩急の変化のつけ方が音楽的で、聴いていて心地よかった。

吉弥さんはプログラムの「ごあいさつ」でスポーツ写真誌「Number(ナンバー)」最新号の《言葉力。》という記事を引用し、さらに大師匠である桂米朝さんの言葉を紹介されている。

「落語は話芸や」
「言葉を大事にせえ」
「お客さんはな、アホやないで。ちゃーんと聴いてくれはる」

吉弥さんの高座は、正にこれを実践するものとなった。言葉の力を信じ、一言一言に魂を込めた熱演。

「厄払い」は節分(立春の前日、2月3日頃)の噺。季節のネタで、「これは今しか出来ません。例えば初夏の噺『青菜』だと演者によっては秋の高座にかけることがありますが、このネタは難しい。なぜなら余り面白くないからです」と。でも吉弥さんの手に掛かると客席に笑いが絶えることはなく、大いに愉しめた。

「住吉駕籠」は今まで何回か聴いたことがあるが、全く退屈な噺だと想っていた。ところが吉弥さんで聴いて初めてこのネタの奥深さ、面白さを理解することが出来た。役者としても活躍する吉弥さんだからこそ演じ分けが巧みで、その鮮やかな手腕に感心しきりであった。

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