ラスベガス便りその2 《KA》とカウント・ダウン
ラスベガス2日目、12/31はシルク・ドゥ・ソレイユの"KA"(カー)を観た。シルク・ドゥ・ソレイユは来日公演や東京ディズニーリゾートの常設劇場で上演中の"ZED"でもすっかりお馴染みだが、スーパー・サーカスと言うべきか、洗練された衣装・装置・音楽による壮大なアクロバティック・ショーである。現在ラスベガスでは5つのカンパニーが公演を行っており、中でも特に人気演目なのが"O"と"KA"である。
"KA"はバトントワリングの第一人者、高橋典子さんが出演しており、華麗なバトン捌きで魅了してくれることも見逃せない。
この演目の凄いところは固定された床が存在しないことである。開演前は目の前に深い奈落があるだけで、時々そこから噴火している。物語が始まると「サンドクリフデッキ」と呼ばれる広さ70畳、重さ175トンのステージが地の底から空中へと浮かび上がり、それがあるときは斜めに傾き、あるときは垂直に起立したりと、自由自在に姿を変える。そこで出演者たちが重力を無視したパフォーマンスを展開するのである。中国映画「グリーン・デスティニー」「HERO/英雄」を彷彿とさせるようなワイヤーアクションもあり、しかもそれが直立した舞台で、客席からは上空から俯瞰で観ているような錯覚に陥る仕掛けになっており、ただただ唖然とするばかり。これは必見。
ラスベガスは街全体がテーマ・パークみたいなところである。ホテル巡りも愉しい。
まず、映画「アイアンマン」のロケ地になったシーザース・パレス。
ロバート・ダウニー・Jrがここでカジノをする。
お次は「オーシャンズ11」でお馴染み、ベラッジオ。
25日を過ぎても街にはクリスマス・ソングが流れ、リースやツリーが飾られていた。
また、ここの無料噴水ショーの幻想的美しさは筆舌に尽くしがたい。
ちなみに写真で見えているエッフェル塔は向かい側のホテル、パリスである。
そしてミラージュの噴火ショー。これも無料である。
New Years Eveということでカウント・ダウン・パーティもあった。Happy New Year !と共に盛大な花火が打ち上げられ、人々は大騒ぎ。警官隊やパトカー、馬も大量に動員され、2009年もラスベガスは賑やかに、眠らない街であり続けるのでありました。
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