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厳選!これは是非聴きたい、関西のクラシックコンサート 2009春

お勧めコンサート新春バージョンである。これからご紹介するものは全て僕も足を運ぶ予定。

まず今月ザ・フェニックスホール(大阪)で開催されるレクチャーコンサート。詳細はこちら。滅多に聴けないコルンゴルト/弦楽四重奏が聴けるところがミソ。コルンゴルトは以前から当ブログで取り上げている20世紀の作曲家。ナチスに追われウィーンからアメリカに亡命し、ハリウッドで映画音楽作曲家になった人。「スター・ウォーズ」のジョン・ウィリアムズにも多大な影響を与えた。浪漫派の残滓、叙情的で甘美な旋律に酔いしれること請け合いだ。

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また今年3月には神戸国際フルートコンクールが開催される。その記念演奏会シリーズが超豪華。このコンクール過去の入賞者には過去にベルリン・フィルの首席エマニエル・パユ、シカゴ交響楽団の首席マテュー・デュフォー、ロイヤル・コンセルトヘボウの首席エミリー・バイノンらがおり、極めてレベルが高い。是非コンクール本選や披露演奏会も聴きたいところ。

フルートといえば、バルトルド・クイケンと並ぶ世界最高のフラウト・トラベルソ奏者、有田正広さんの演奏が遂に大阪・いずみホールで聴ける!詳細はこちら。この演奏会の何が凄いって、10の楽曲を有田さんは10本の笛で吹き分けようというのだ。つまり一夜でフルートという楽器の400年の歴史が一気に俯瞰出来るという、画期的企画なのである。これは必聴。

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さて、20世紀の日本を代表する作曲家・武満徹について娘の眞樹さんは次のように回想されている。

父にとって音楽は常に「祈り・希望・平和」であり、その象徴が『マタイ受難曲』だったのだと思います。恐らく多くの人たちにとってそうであるように…  ("父と『マタイ受難曲』"より)

その人類の至宝、J.S.バッハ/「マタイ受難曲」が4月12日(日)に兵庫県立芸術文化センターで聴ける。しかも鈴木雅明/バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)という、これ以上望みようがない音楽家たちの演奏で。昨年このコンビによる「マタイ」をザ・シンフォニーホールで聴いたときの感想はこちら。なお、今回はメンデルスゾーン版が取り上げられる。

ザ・シンフォニーホールで開催されるトン・コープマン/アムステルダム・バロック管弦楽団による《J.S.バッハ/管弦楽組曲 全曲演奏会》 もとても愉しみだ。やっぱりバッハは古楽器(オリジナル楽器)で聴きたい。詳細はこちら

モダン・オーケストラのコンサートも紹介しておこう。アッテルベリ/ドル交響曲(作曲コンクールの賞金1万ドルでアッテルベリはフォードの高級車を購入した)の日本初演が3月18日ザ・シンフォニーホールで行われる。詳しくはこちら。今、僕がイチ押しの指揮者・児玉 宏さんからのメッセージもご覧あれ。《奇跡を呼ぶ男》児玉 宏と、快進撃を続ける大阪シンフォニカー交響楽団ががっぷり四つに組んで、今度はどのような演奏で僕たちを驚かせてくれるのか目が離せない。なお、同じプログラムで東京公演も予定されている。

そして今年はハイドン没後200年という記念の年。日本でハイドンを聴くなら鈴木秀美(/オーケストラ・リベラ・クラシカ)かゲルハルト・ボッセにとどめを刺す。今月ボッセ/相愛チェンバーオーケストラ(相愛大学の学生オケ)によるオール・ハイドン・プログラム(入場無料)を聴いたが、ボッセさんは相変わらず目の覚めるような解釈を聴かせて下さった。颯爽としたテンポ、生き生きとしたアーティキュレーション。現在86歳というご高齢なのに、そのタクトから紡ぎ出される音楽は常に躍動感に溢れ若々しい。ビブラートはかけているが、ちゃんと最新の情報(ピリオド・アプローチ)を研究し、取り入れているところも凄い。今、ボッセのハイドンを聴かずして誰を聴く?……というわけで、4月7日いずみホールボッセ/大阪フィルハーモニー交響楽団によるハイドン・プログラムは絶対聴き逃すな!詳細はこちら

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