日本テレマン協会/教会音楽シリーズ「メサイア」
11/24(祝)兵庫県西宮市にあるカトリック夙川教会でヘンデル/オラトリオ「メサイア」全曲を聴いた。なお、前にも書いたが別に僕はキリスト教徒ではない。ただ純粋にバロック音楽を愛しているだけである。
演奏は延原武春/テレマン室内管弦楽団&合唱団。
管楽器はモダン楽器による演奏。弦はピリオド楽器によるピリオド奏法(ノン・ビブラート)。またバロック・ティンパニも使用された。古楽器に関しては関西圏の音楽家たち、特に管楽器の演奏技術は残念ながらまだまだ未熟なので、テレマンの演奏もこのやり方が一番しっくり来る。
鈴木雅明・秀美兄弟は兵庫県神戸市出身。だからバッハ・コレギウム・ジャパンやオーケストラ・リベラ・クラシカの演奏がもっと関西で聴ければありがたいのだが、なかなか難しい。
「メサイア」は演奏時間がたっぷり2時間半。長丁場であったがバロックを教会で聴くという体験は格別のものがある。やはりバッハやヘンデルの音楽は本来、だだっ広いコンサートホールで聴くべきものではないのだろう。
アンコールでは「ハレルヤ・コーラス」がもう一度演奏され、聴衆も一緒に歌った。暗譜で、しかも英語で歌える人が多いのには本当に驚かされる。
今回の演奏はNHKが映像収録していたので、いずれBS等で放送されるだろう。また12/25にはこの同じ場所で、バッハ/クリスマス・オラトリオが演奏される。詳細はこちら。
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コメント
ご存知でしょうか。
今年7月ドイツのトリアーに世界のメサイア愛唱家450名を集めて「ヘンデル・メサイア世界合唱祭」が開催されます。日本から30名参加できますが、まだ空きがあります。詳細はこちらでご覧いただけます。
http://www.jointconcert.com/kojinsanka%20halleluja%20Mr%20Haendel%202009.html
よろしくお願いいたします。
ジョイントコンサート国際委員会
投稿: 垣沼佳則 | 2009年5月 1日 (金) 13時44分