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2008年10月20日 (月)

アイアンマン

評価:B

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Iron_man

アメコミの映画化である。B級映画以外の何ものでもないが、出来は悪くない。必見とは言わない。しかし、退屈しのぎにはお勧め出来る。

主人公は自ら開発したパワードスーツ(強化服)で「アイアンマン」となり、大活躍する。このスーツが開発当初は欠陥だらけでデザインもダサいのだが、バージョンアップするごとに洗練されてくるところが面白い。またこれまでの正義の味方(例えばあっけらかんとしたスーパーマンとか、屈折したダークマンやスパイダーマン)とは異なり、彼が自己顕示欲の塊という設定もユニークである。

バトル・シーンも、少なくとも「トランスフォーマー」なんかより僕はこちらの方を断然推す。

主演のロバート・ダウニー・Jrは1992年の映画「チャーリー」でチャップリンを演じ、アカデミー主演男優賞候補となった。しかしその後、彼の転落人生は始まる。麻薬不法所持で何度も逮捕され、刑務所に1年、さらにリハビリセンターへ1年入所した。最早これまでかと思われたが、本作で見事に完全復活を果たした。「アイアンマン」は3部作が予定されており、現在撮影中の新作監督はマドンナと離婚したガイ・リッチー)ではシャーロック・ホームズを演じている。

「アイアンマン」のヒロインは「恋に落ちたシェイクスピア」でアカデミー主演女優賞を獲ったものの、以降はパッとしないグウィネス・パルトロー。今回の彼女はどうだったかというと……まぁ、コメントは差し控えよう。武士の情けである。

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