« 田辺寄席と「ちりとてちん」署名運動 | トップページ | 上方落語競演会@兵庫芸文センター »

トン・コープマン/チェンバロ&パイプオルガン・リサイタル

オルガニスト、そしてアムステルダム・バロック管弦楽団(古楽器オーケストラ)の指揮者としても名高いトン・コープマンのリサイタルを大阪・いずみホールで聴いた。

20080917210326_edited

前半がチェンバロ演奏でブクスフーデ、フローベルガー、L.クープラン、ブルーナ、J.S.バッハの作品。後半はパイプオルガンでJ.S.バッハという贅沢なプログラム。

まずトンのチェンバロはミス・タッチが気になった。それから一曲の間にテンポが目まぐるしく変わるので、聴いていて居心地が悪い。浪漫派以降の音楽なら兎も角、バッハは一定のテンポで弾くべきだろう。そういう意味で、関西が誇るチェンバロの貴公子/中野振一郎 先生の方が断然上手いと想った。

 関連記事:

一方、トンのオルガンは世界最速の演奏として、つとに有名。

テンポの遅いバッハのコラールは、やはり恣意的なテンポの揺れが気になったが、痛快にぶっ飛ばす「小フーガ ト短調」や「パッサカリアとフーガ」は彼の独壇場。ストコフスキーの管弦楽編曲でも有名な「小フーガ」なんか、あっと言う間に曲が終わり呆気に取られた。あまりに速すぎて、全く別の曲に聴こえた。想わず笑みがこぼれる。トン最高!

結論。チェンバロはいらないから、トンのオルガンをもっと聴きたかった。

来年、彼はアムステルダム・バロック管弦楽団を率いて大阪にまた来てくれるらしい。古楽不毛の地、大阪に一輪の花を咲かせて欲しいものである。

|

« 田辺寄席と「ちりとてちん」署名運動 | トップページ | 上方落語競演会@兵庫芸文センター »

古楽の愉しみ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/212850/42576365

この記事へのトラックバック一覧です: トン・コープマン/チェンバロ&パイプオルガン・リサイタル:

« 田辺寄席と「ちりとてちん」署名運動 | トップページ | 上方落語競演会@兵庫芸文センター »