大阪クラシック2008 《2日目》
そごう劇場で大阪クラシック第22公演を聴いた。これは500円の有料公演である。
曲目は、
- モーツァルト/フルート四重奏 ニ長調
- モーツァルト/フルート四重奏 ハ長調
榎田雅祥さんは木製のフルートで演奏され、1曲目は円柱管、2曲目は円錐管(先にゆくほど細くなる)と使い分けられた。榎田さんによるとモーツァルトを円錐管で吹く奏者は日本には殆どいないとか。
大阪フィルハーモニー交響楽団・第2ヴァイオリン首席奏者の佐久間聡一さんがなんとヴィオラを弾かれ、チェロは元・大阪シンフォニカー交響楽団特別首席奏者の金子鈴太郎さんだった。
金子さんは直前にあった仕事の関係でバロック・チェロを使用された。つまりエンドピンがなく、ガット弦を張ったチェロである。前日にメールでその旨連絡した金子さんは榎田さんに、響きが合うよう木製のフルートを使用して貰えないかと請われたそうである。
実は榎田さんと金子さんは共に古楽器によるベテル室内アンサンブルのメンバーなので、その辺りはあ・うんの呼吸なのだろう。
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バロックダンスと古楽器の共演
ヴァイオリンは松川朋子さん。榎田さんからの紹介によると、つい先日あった大フィルのオーディションに合格し、現在「試用期間」中とのこと。ここで会場に姿を現した音楽監督の大植英次さんが、すかさず「(入団は)大丈夫です!」と。
聴き応えのある演奏だった。榎田さんは文句なしに上手いし、自己主張の強い佐久間・金子という低音コンビが煽るように弾き、生き生きした音楽づくりで大いに盛り上げた。ただ新人だから遠慮もあったのだろう、Vnが些か大人しいかなという気もした。
アンコールは榎田さんが大植さんを巻き込み、パパゲーノの笛(パンフルート)と楽譜を手渡して、
- モーツァルト/歌劇「魔笛」~俺は鳥刺し
さらにピッコロ演奏のオマケ付きという、実に愉しいコンサートだった。
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