田辺寄席 in 寺西家 その弐
- 前回の感想はこちら。
演目は以下の通り。
- 露の団姫/鉄砲勇助
- 桂まめだ/まめだ
- 桂 文太/六尺棒
- 桂 千朝/はてなの茶碗
露の団姫(まるこ)さんは現在21歳。静岡県出身で、顔が丸いので団姫と命名されたそうな。確かに雰囲気が"ちびまる子ちゃん"に似て可愛らしい。→団姫さんのブログへ
NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」は毎回、放送の一番最後に「ただいま修行中!」というコーナーがあったのだが、最終回でこれに登場したのが団姫さん。テレビ「おはよう朝日です」ではレポーターもされているそうで、このあたりも「ちりとてちん」のヒロイン・喜代美と境遇が似ている。
「鉄砲勇助」は朝ドラ「ちりとてちん」で取り上げられたネタ。はきはきとした高座で澱みなく喋り、若いのになかなか上手いなぁと感心した。女性が古典落語を掛ける時にしばしば問題となる違和感も全くなかった。
「はてなの茶碗」は以前、南光さんの高座を生で聴いている。この噺を現在の形に整えた米朝さんの高座はビデオ、(南光さんの師)枝雀さんの「はてなの茶碗」はDVDで観た。今回の千朝さんはじっくり聴かせるタイプの噺家さんだったが、ポンポン矢継ぎ早に言葉が出てくる枝雀落語に馴れてしまうと千朝さんのそれは余りにもテンポが遅く、途中でダレてしまった。僕はこの人の語り口は余り好きになれないなぁ。
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