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弐つの落語会

最近聴いた高座についてサラッと述べよう。まずは龍谷大学OBが集まった落語会から。

7月2日「爆笑!龍谷大学繁昌亭」

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  • 桂雀五郎/青菜
  • 林家染二/いらち俥
  • 桂雀三郎/神だのみ初恋編(小佐田定雄 作)
  • 漫  才  /シンデレラエキスプレス
  • 林家染二/皿屋敷

そして落語「高津の富」「崇徳院」の舞台となった高津宮(高津神社)で行われた落語会。

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7月6日「文太の会 in 高津の富亭」

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  • 桂  文太/稽古屋
  • 桂  文太/二番煎じ
  • 桂壱之輔/代書
  • 桂  文太/二十四孝

改めて感じたのは中堅(40~50代)の落語家の中でも、染二さんと文太さんは飛び切りの名人であるということ。面白いだけではなくて、稽古を積み年輪を重ねて初めて滲み出してくる深い味わいがある。文太さんのじっくり噺を聴かせる芸、染二さんの飄々として軽やかな芸、どちらも見事である。

今回「皿屋敷」を聴いて、幽霊のお菊がどうして「一枚……二枚……」と皿を数えるのか、その理由を初めて知った。落語はやっぱり勉強になる。ただし、全く何の役にも立たないけれど。

「いらち俥」を聴くのはもう4回目くらいだが、染二さんの描く"病み上がりの俥屋"は、よぼよぼの老人という今までにない設定で新鮮だった。同じ噺でも演者によってアプローチが全く異なるところも古典を聴く醍醐味である。

ただ、「代書」というネタは春團治という現役の大御所が磨き上げた完成品があり、さらに過去には枝雀さんによる究極の爆笑落語があるので、これを壱之輔さんのような若手(30歳)がするにはキツイところがある。申し訳ないが全く笑えなかった。枝雀さんの直弟子である南光さんや雀三郎さんは「代書」を高座に掛けようとはされないが、師匠の凄さを目の当たりにしているだけに却って手出しすることが躊躇われるのではないだろうか?

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