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2008年7月 9日 (水)

ぐるりのこと。

評価:C

映画公式サイトはこちら

悪くはない。ただ、精神的に病んでいく妻を優しく見守る夫という設定は、篠崎誠 脚本・監督の映画「おかえり」(1996)に似ているので新鮮味に欠ける。 

なんと言っても特筆すべきはこれが映画初主演となる木村多江の好演に尽きるだろう。これは彼女のための映画と言っても過言ではない。

僕はベストセラーとなり、本屋大賞も受賞したリリー・フランキーの「東京タワー  オカンとボクと、時々、オトン」が大嫌いである。自伝的小説とは言えお涙頂戴の展開はウンザリするし、あんな稚拙な文章でよくもまあ商売できるものだと感心する。しかし「ぐるりのこと。」における役者としての彼はなかなか良かった。

この映画でリリー・フランキーが演じるのは法廷画家。なんと1枚描いて8万円の報酬だそうだ(90年代の話)。なかなか割がいい仕事で驚いたが、不定期だからこれだけで生活していくことは難しいだろうな。「東京タワー」にも出てくるが彼は武蔵野美術大学卒業なので、はまり役と言えるだろう。

それにしても、これだけの物語を語るのに上映時間2時間20分は長い。30分くらいは編集で短く出来るように感じられた。

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