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2008年6月18日 (水)

前略 関西吹奏楽連盟さま

昨年、当日券狙いで大阪から京都まで関西吹奏楽コンクール《高校の部》を聴きに往って、とんでもない目にあった。

関西吹奏楽連盟は関係者のみにコンクールのチケットを配布し、一般の前売りは一切しない。そして当日券についても直前まで何枚出るかを明らかにせず、前半の部50枚、後半は20枚という事実が公表されたのはなんと大会前日であった。

聞くところによると、当日朝6時に会場に着いた人でさえ当日券は手に入らなかったそうである。結局買えたのは徹夜組だけ。その中には女子高生も何人かいたらしい。これは果たして、大会の趣旨として健全な姿なのだろうか?

ことの顛末については詳しく「玉砕!関西吹奏楽コンクール~京都頂上作戦」に書いた。結局、諦めきれなかった僕は後日、東京・普門館に全国大会を聴きに往った。関西大会では手に入らなかったチケットが、全国大会は容易に入手出来たのである。おかしな話だ。兎に角、関西大会のこのような閉鎖的で旧弊な販売方法は絶対に間違っている。

僕は朝日新聞大阪本社(電話06-6231-0131)内にある関西吹奏楽連盟に以上の旨、抗議した。

では今後、どのようにすればいいのか?具体案を示そう。今年の関西吹奏楽コンクール《高校の部・A組》は8月28日(木)に尼崎総合文化センター(アルカイックホール)で行われる。大ホールの客席数は1,820席である。このうち20席を審査員および関係者席とし(足りなければ補助席を出せばいい)、出場校は前半・後半がそれぞれ10校であるから前半の部・後半の部のチケットのうち1,000席ずつを各学校に配布する。1校あたり100枚。コンクールの出場人数制限は50人だから1人あたり2枚の割り当てとなる。妥当な線だろう。そして残る800席を一般発売とするのである。これを全て当日券扱いにしてもいいし、チケットぴあに委託販売してもいいだろう。ちなみに普門館で行われる全日本吹奏楽コンクールは客席の半分をチケぴで販売している。全日本に出来て関西が出来ない筈はない。

もしこれをお読みの貴方が関西吹奏楽コンクールを是非聴きたいと想われるなら、是非関西吹奏楽連盟にこの問題提起をして頂きたい。どうか、心よりお願い致します。

僕は今から行く気満々で、今からこの日の仕事のスケジュールは完全に空けている。

今は21世紀。20世紀的手法は最早古い。関吹がもっと開かれた場になることを心から願う。

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コメント

チケット販売が即座に売り切れて、途方に暮れて、このページにたどり着きました。当日券無しだと転売屋が横行してしまうんで、当日券があって欲しかった…

投稿: | 2016年8月19日 (金) 18時50分

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