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2007年12月12日 (水)

ボーン・アルティメイタム

評価:B

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「ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」に続く、シリーズ3作目にして紛れもない最高傑作である。アルティメイタム(ultimatum)とは最後通牒のこと。

ポール・グリーングラス監督は昨年、「ユナイテッド93」でアカデミー監督賞にノミネートされた。その手持ちカメラによる画面の揺らぎや短いカットを積み重ねる技法は今回も健在で物語に緊迫感をもたらし、目まぐるしい展開で一気呵成に大団円へとなだれ込む。

アクション・シーンの迫力は凄まじい。ただし編集が微に入り細に入っているのでどういう状況か分かり辛いのが難なのと、遂に明かされる「レッドストーン計画」の全容が余りにもしょ〜もない真相だったので些かがっかりしたのも事実である。そんなことを隠すためにCIAはこの3年間、必死になってジェイソン・ボーンを抹殺しようとしていたのか……。

僕がマット・デイモンを初めて観たのが「戦火の勇気」(1996)。そして彼がベン・アフレックと共にアカデミー脚本賞を受賞した「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(1997)と続くのだが、地味な役者だなァというのが最初の印象だった。そしてそのパッとしない感はボーン・シリーズでも変わらなかったのだが、なんと!!この度、米ピープル誌が選ぶ2007年の“最もセクシーな男”に輝いたのには仰天した。

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