« 淀工の「ブルースカイ」はDVDに収録されない? | トップページ | クワイエットルームにようこそ »

2007年11月12日 (月)

大阪のカレーとハヤシ

大阪にたどり着くまでに、僕は中国・四国地方の様々な都市に住んできた。その都度地元の評判を聞いて色々なレストランを訪れたが、カレーが最高に美味しいと想ったのは広島市内にある「百番目のサル」である。

大阪に来てからもカレー探訪の日々を過ごした。しかし「百番目のサル」を上回る店は未だに見つかっていない。現時点で僕の一番のお気に入りはインデアンカレーである。最近東京にも進出し、丸の内店が出来たようだ。

インデアンカレーは究極のファストフードである。注文すれば鍋で温もったカレーが間髪を容れず出てくる。店内に入ってカレーを食べ、出てくるまでの所要時間は大体5分程度。旨い・安い・早い~これぞ浪速B級グルメの王道である。

インデアンカレーは辛いので、がぶがぶ水を飲む。グラスが空になるとすかさず店員さんが注ぎ足してくれる目配りも、実に気持ち良い。

インデアンカレーに関しては、熱烈なファンである”やまけん”こと山本謙治さんのブログがあるので、ご紹介しておく。こちらからどうぞ。”やまけん”さんは「dancyu」にも執筆されており、その道のプロである。

知る人ぞ知る放浪のカレー店(次々と移転するのでこう呼ばれている。現在は北浜にある)「カシミール」でも一度だけ食べたことがある。確かに美味しかったが、ここの店主は気まぐれなので、何時営業しているのかさっぱり分からないところが難点である。その後も何度かお昼時に足を運んだが、その都度待ちぼうけを食らわされた。

一方、大阪でハヤシといえば、なんといっても有名なのは心斎橋にあるグリル ばらの木の”ハッシュドビーフ”であろう。初めてこれを食べた時は、「世の中にはこんなに美味しいハヤシがあるのか!」と驚いたものだ。

しかし、「ばらの木」の”ハッシュドビーフ”は濃厚な味で、腹にもたれるという側面があるのも確かだ。僕が現在好んで食べるのは元船場 精養軒のハヤシライスである。このお店、外観はお世辞にも小奇麗とは言い難いが、味は確か。ここのハヤシは「ばらの木」よりもあっさりしていて絶品である。日本最強。ザ・シンフォニーホールに程近いので、しばしばコンサートのある日に立ち寄り夕食をいただいている。

| |

« 淀工の「ブルースカイ」はDVDに収録されない? | トップページ | クワイエットルームにようこそ »

食い倒れの日々」カテゴリの記事

コメント

学生時代からインデアンカレーの大ファンです。ずいぶん昔から値段が変わってないので、当時は飛びぬけて高いカレーだと感じたのを憶えています。わたしはわたしで、未だにこれよりうまいカレーはないと思っていましたので、今度広島へ行く機会があったら、雅哉さんイチオシの「百番目のサル」っていうのをぜひ食べてみたいですね。
それから、辛いカレーを食べるコツは全部食べ終わるまで水を飲まないこと。途中で水を飲むと味がわからなくなるほど辛さが増幅してしまいます。でも、それって人それぞれの好みですけどね。

投稿: りっきぃ | 2007年11月13日 (火) 00時04分

りっきいさん、コメントありがとうございます。

「百番目のサル」での一押しメニューは印度風チキンカレーです。それと印度風海老カレー。

広島のTVローカルで、美味しいカレー店を人気投票で選ぶ番組が放送されたことがあるんです。その時、1位になったのは国際ホテルの近くにある「カレーブティック ガリバー」でした。「ガリバー」も確かに美味しいのですが、僕は断然「百番目のサル」を支持します。

投稿: 雅哉 | 2007年11月13日 (火) 09時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大阪のカレーとハヤシ:

« 淀工の「ブルースカイ」はDVDに収録されない? | トップページ | クワイエットルームにようこそ »