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桂 米朝 一門会

落語を生で聴くのは上方落語競演会が初体験だった。これがとても愉しかったので、今回は桂 米朝さんの一門会に足を運んだ。

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桂 二乗「牛ほめ」:新築祝いで普請を褒める噺。これは上方落語と江戸落語では内容やサゲ(落ち)も異なるようだ。本来は家をほめた後、最後に牛をほめる挿話があるのだが、二乗さんはその手前でサゲた。開口一番(前座)という役割で、持ち時間15分と厳命されたそうなので、端折ったのかも知れない。

桂 都んぼ「替り目」:落語の序列で言うと二つ目に当たるのだろうか?都んぼさんは酔っ払いの表現が上手くてとても可笑しかった。

桂 小米朝「掛け取り」:借金取り撃退法の話。小米朝さんはクラシック音楽が大好きで、自ら「モーツァルトの生まれ変わり」と名乗っている。それをネタにして様々な作曲家の名前を入れた駄洒落を畳み掛けるように展開し、さすがだなと感心した。ただ、一般の人に”バルトーク”とかは難しかったかも。また冒頭で、来年秋に五代目桂 米團治を襲名されることが、ご本人の口から発表された。

桂 ざこば「狸の化寺」:ざこばさんの落語は前回も想ったのだが、噺の途中でお囃子を効果音に使ったりして実にダイナミックで面白い。ざこばさんがもうちょっと活舌が良くて、吃音がなければ真の名人になれただろうに……。でも僕は、そんなざこばさんの落語が大好きだ。

桂 米朝「よもやま噺」:人間国宝の米朝さんは前回聴いた上方落語競演会と噺が全く一緒だった。同じ噺を繰り返しそうになると間髪を容れず、息子の小米朝さんとざこばさんが助っ人に現れるという状況も似ていた。つまり……、まあそういうことだ。それにしてもざこばさんって本当に良い人だなぁ。ざこばさんは小学生の時、お父さんが亡くなり、中学生の時に米朝師匠の落語を聴いて感銘を受け卒業と同時に入門されたそうである。1963年のことだった。だから師匠との付き合いは半世紀近く。本当の父親よりも絆が強いのだろう。

桂 南光「はてなの茶碗」:トリの南光さんは30分以上の長い噺をされた。200年という長い年月を経て磨き上げられてきた噺は、完成度が高く味わい深い。落語の醍醐味を堪能した。

今度は是非、上方落語のメッカ、天満天神繁昌亭にも往ってみたいなぁと想った次第である。

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