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熱狂の日!大阪クラシック2007 開幕

大植英次プロデュース「大阪クラシック~御堂筋にあふれる音楽~」が開幕した。

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まずオープニングは大阪弁護士会館で大阪音楽大学管弦楽団と大フィルの共演。勿論、指揮は大植さんだ。大阪の關市長も最前列で聴かれていた。大植さんから赤いネクタイが贈られると、「これを着用して午後の世界陸上閉会式に臨みます」と市長が高らかに宣言し、会場からやんややんやの喝采を浴びていた。

昨年のオープニングは相愛学園オーケストラと大フィルの共演だったのだけれど、正直、相愛の学生さんの方が大阪音大より上手かな?という気がした。それと、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より、昨年のコープランド「市民のためのファンファーレ」の方が開幕に相応しい。

でも、「ハンガリー舞曲第5番」は大植さんらしくアッチェルランドの加速が凄かったし、スメタナ「売られた花嫁」の颯爽としたドライブ感も心地よく、なにより音楽を奏でることの歓びに満ちた大植さんの表情が良かった。聴いているこちらまで幸福な気持ちになる。大植さんはまるで太陽みたいな人だ。

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昼食を串カツのだるまでとり、もう第2会場には間に合わないので第3会場の本町スターバックス コーヒーへ。イタリアの作曲家ダンツィのファゴット四重奏を聴く。間近で聴くファゴットの音色はまろやかで心が和む。しかし!全曲聴いていたら「兵士の物語」に遅れるので断腸の想いで1楽章が終わると次の会場、三菱東京UFJ銀行へと移動。

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ストラヴィンスキー「兵士の物語」は変わった楽器編成なので滅多に聴く機会がない。それを大植さんの指揮、大フィルのトップ・プレーヤー達の演奏で聴ける。しかも無料!これぞ今年の目玉商品である。いやもう、素晴らしかった。1時間強全く飽きませんでした。立ち見は辛かったけど……。ヴァイオリンの長原幸太さんの人気もあるとは想うが、この曲目でこれだけの人が集まるんだから立派なものだ。

しかし、予定時間を軽々とオーヴァーしていたので石井博和さんのコントラバス・パフォーマンスが聴けなくて残念。昨年の石井さんのミニ・コンサートは最高に愉しかった!特にコントラバス・ヴィオラ・ピアノ・ソプラノという変則的な編成で石井さん自ら編曲された「天空の城ラピュタ」の主題歌”君をのせて”には感動した。

…ということで、スタバに戻ってブルックス・トーン君のクラリネット。しかしまあ、途方もない人・人・人の波!スタバの狭い店内にどれだけ人が入れるのかギネスに挑戦しているのかと目を疑った。全く奏者に近づけず、身動きも出来ない棒立ち状態で遠くから聞こえるクラの音に耳を傾けた。大植さんがやってきて、なにやら師匠のバーンスタインについて語っておられたが、内容は全く聞き取れなかった。

疲労困憊して再び三菱東京UFJ銀行へ。今度は大フィルの女子六楽房によるブラームスの弦楽六重奏曲第1番。「兵士の物語」の時とは違って、今度は聴きに来た人々全員が座れたようだ。僕も漸くここで一息つけた。

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演奏が終わったのが18時半。難波・高島屋の 「鼎泰豐」(ディン・タイ・フォン) の小籠包に舌鼓を打ち、新しいiMacでも見ようとLABI 1へ歩いて向かっていると、偶然なんばパークスでやっていた大阪クラシックにまたまた遭遇!奏者を取り囲む聴衆の中に大植さんの姿もあった。途中、服をちゃんと着替えて来られたようだ。

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上の写真中央に大植さんが坐っていらっしゃるのがお分かりいただけるだろうか?

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ガードマンの人が「アンコールあるのかな?遅くなるな」と不安そうに会話していた。ヴィオラの岩井さんが「もう一度、聴きたい曲はありますか?」とリクエストを尋ねると、大植さんがすかさず、「全部!」と叫んだ。ガードマンさんたちはさぞかし肝を冷やしたことだろう。

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