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真夏の夜はヴィヴァルディ&バッハ

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大阪倶楽部へ日本テレマン協会マンスリーコンサートを聴きに往った。

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以前このブログで記事を書いた、クラシカル楽器を使用してのハイドンのオラトリオ「四季」で日本テレマン協会はこの度大阪文化祭賞グランプリを受賞したそうだ。大変めでたい。

今月のマンスリーはヴィヴァルディ「四季」とJ.S.バッハのブランデンブルク協奏曲第5番という、バロックで最も有名な曲がプログラムを飾っているので、いつになく客席が込んでいた。椅子が会場の外まで溢れ、立ち見も出る盛況。

古楽器を使用する場合はコレギウム・ムジクム・テレマンという名称が用いられるが、今回はテレマン室内管弦楽団として、つまりモダン楽器を使用しての演奏である。しかし、奏法はビブラートを極力抑えたピリオド奏法。これは弦のみならずフルートの場合も同様だった。一音を長く延ばす時に限り、その中ほどに軽く音の揺れを加える。

「四季」は春・夏・秋・冬でそれぞれ独奏ヴァイオリン奏者を代えての演奏。なかなか面白い趣向だ。延原武春さんは今回指揮はせず(つまり指揮者なし)、別の曲でオーボエ奏者としての参加であった。

ブランデンブルク協奏曲第5番はチェンバロのカデンツァが、通常演奏されるよりも長いバージョンであった。超絶技巧の持ち主・中野振一郎先生の魔法の指から紡ぎ出される華やかな音色を堪能した。

この2曲だけではなく、テレマンのヴィオラ協奏曲やゼレンカの「2つのオーボエの為のソナタ」も盛り込まれ、さながらバロックのフルコースの様相を呈していた。

「ボヘミアのバッハ」とも称されるチェコ生まれのヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)の曲は今回初体験である。

2本のオーボエに加え、ファゴットもソロを務める。そして通奏低音としてチェンバロ、チェロ、コントラバスが伴奏を担当する。目まぐるしく指が動く、高度なテクニックが要求される曲で、目に耳に愉しかった。

日本テレマン協会はこの秋に古楽器を用いたハイドンの「天地創造」に挑み、来年は古楽器によるベートーベン交響曲チクルスを展開していくそうである。今から待ち遠しい。

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