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上方落語競演会

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国分太一が噺家を演じた映画「しゃべれども しゃべれども」は秀作だった。佐藤多佳子の原作もたいそう面白かった。「しゃべれども しゃべれども」は東京が舞台だが、江戸落語と上方落語の東西対決が物語のクライマックスになっている。

関西に住むようになって2年と少し。一度も落語を生で観たことがなかったので足を運んでみることにした。出演陣は以下の通り。

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初めて知ったのだが、「上方四天王」と呼ばれる人達がいて、それが笑福亭松鶴(故人)、桂 文枝(故人)、桂 米朝、桂春団治 師匠たちだそうである。今回夜席でそのうちのおひとり、人間国宝の桂 米朝師匠の噺を聴くことが出来たが、昼席では「四天王」のもうおひとり、桂春団治師匠も出演されていた。出向いた場所は西宮の兵庫県立芸術文化センター中ホール(大と小もある)である。

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兵庫県立芸術文化センターは2005年10月にオープンしたばかりなので、まだ新しくて大変立派なホールである。

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上の写真は正面玄関入ってすぐの風景。2階にお洒落なレストラン、igrek THEATRE(イグレックテアトル)が見える。ここの料理はとても美味しいが、それ相応にお値段の方も掛る。夜に大枚をはたくのは馬鹿馬鹿しいので、昼にテアトルランチかプリフィックスを試してみられることをお勧めする。

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上は中ホール入り口の光景。客席にも沢山の提灯がしつらえてあって、寄席の雰囲気が出ていた。

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演目はプログラムに掲載されておらず、会が跳ねてから張り出された。どうも演者によっては、舞台に出てからその日にする噺を決める場合もあるらしい。

米朝師匠は「今日はこれを演ろう、と思った噺を度忘れすること」についての四方山噺だった。この内容が、本当に忘れてしまったのか、それともこれも芸のうちなのか分からないところが面白かった。でも噺の途中で弟子のざこばさんが私服姿で助け舟に現れたり、観客が笑ったところで慌てたようにお囃子が聞こえて幕となったので、恐らく米朝さん本当に忘れちゃったんだろうな。なんだか煙に巻かれたような感じだが、話芸の粋を堪能させてもらった。

冷蔵庫を舞台に繰り広げられる小春団治さんのユニークな創作落語も可笑しかったが、今回一番聴き応えがあったのがざこばさん。しゃべりの抑揚や身振り手振りがダイナミックで、お囃子を効果音として大胆に取り込んだりして迫力があった。

とても愉しい一夜だった。今度は是非寄席にも立ち寄ってみたい。

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