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2007年7月28日 (土)

夏の風物詩〜たそがれコンサート

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「たそがれコンサート」へ往った。これは大阪市音楽団主催で、例年7、8月の毎週金曜日に大阪城音楽堂で行われる夏の風物詩である。市音をはじめ、大阪府警察音楽隊や大阪市内の中・高校吹奏楽部など多彩な団体が登場する。入場無料。今回の出演は陸上自衛隊中部方面音楽隊であった。上の写真は開演(午後6時半)前の夕暮れ時に撮影。

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陸上自衛隊中央音楽隊はCDで聴いたことがあり、楷書体の演奏で面白みには欠けるが技術は極めて高いことは知っていた。だから中部方面音楽隊の演奏も楽しみにしていたのだが、正直言って期待外れだった。

プログラム前半は<音楽で巡るヨーロッパ>。最初の曲、ショスタコーヴィチ作曲「祝典序曲」は今年の1月にフェスティバルホールで行われたグリーン・コンサート(通称:グリコン)で淀工(大阪府立淀川工業・工科高等学校吹奏楽部)の演奏を聴いている。ちなみに僕がグリコンで聴いた日は伊奈学園吹奏楽部がゲストで来ていて、2階席でバンダを担当した。それはもう凄い迫力であった。ちなみに淀工の「祝典序曲」はこちらのサイトで試聴出来る。

で結論から言うと中部方面音楽隊よりも断然、淀工や伊奈学園の方が上手かった。仮に中部方面音楽隊が全日本吹奏楽コンクール(一般・職場の部)に出場したとしても、全国大会で金賞を獲ることも覚束ないのではなかろうか?

中部方面音楽隊の実力はアマチュアバンドで言えばどのくらいのレベルかな?と演奏を聴きながらずっと真剣に考えた。出た結論は大阪で言えば阪急百貨店吹奏楽団(2006年全日本吹奏楽コンクール銀賞)くらいかな。関東の人にわかり易く言えば先日NHKの番組「響け!みんなの吹奏楽」に出演していたソニー吹奏楽団程度。

調べてみると自衛隊の音楽隊員になるには音楽大学を優秀な成績で卒業するレベルが求められるらしいのだが、日本のアマチュア吹奏楽団の水準の高さを今回改めて認識した次第である。

ちなみにやはり軍楽隊らしく、弦バスとかハープがない編成であった。ハープが本来必要なビゼーの「カルメン」では、シンセサイザーで代用していた。

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上の写真は休憩を挟んで後半の<サマー・ポップス・ステージ>が始まる直前に撮ったものである。次第に夜の帳が降りてきているのが、お分かり頂けるだろう。前半のクラシック系はどうしても楽団の実力が如実に出てしまうので辛いところがあったが、後半は楽しかった。

モーツァルト 作曲、真島俊夫 編曲による「アマデウス、浮かれる!」が特に良かった。「フィガロの結婚」、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、交響曲第四十番、ホルン協奏曲、クラリネット五重奏などをメドレーにして、ポップス調の調味料をふりかけた粋な曲である。真島さんは「カーペンターズ・フォーエバー」等でお馴染みの素晴らしいアレンジャーだが、オリジナルの吹奏楽作品でも「鳳凰が舞う」がフランスの国際作曲コンクールでグランプリを受賞している。2006年全日本吹奏楽コンクールで川崎市・アンサンブルリベルテ吹奏楽団が「鳳凰が舞う」を演奏し、金賞を受賞した際のDVDが手元にあるのだが、正に名曲にして名演奏ここにあり、である。

続いて演奏されたモーリス・ジャール作曲、アルフレッド・リード編曲の「アラビアのロレンス」も聴き応えがあった。映画のオリジナル同様、打楽器が大活躍するのだが、それに加えて吹奏楽版はホルンにも大きな聴かせどころがある。考えてみればリードの「アルメニアン・ダンス」もホルンの咆哮が印象的な曲なので、リードはホルンという楽器がお気に入りなのかもしれないなと感じられた。

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