大阪名物夏祭り!!
京都の祇園祭、東京の神田祭と共に日本三大祭のひとつである天神祭に往ってきた。
大阪天満宮から出発する陸渡御(りくとぎょう)の様子である。先頭の地車(だんじり)がちゃんちき(←リンク先で音が聴ける)を鳴らしながら、にぎやかに通り過ぎる。
その後を催し太鼓と笛の音に乗って獅子舞が踊る。
大阪フィルハーモニー交響楽団のホルン奏者だった大栗 裕が、大指揮者:朝比奈 隆からの依頼で作曲し、ベルリン・フィルの定期演奏会で演奏された「大阪俗謡による幻想曲」にこの祭囃子の旋律が使われている。淀工(大阪府立淀川工科高等学校)吹奏楽部の演奏でもお馴染みの曲である。かつてはこれにのせて、次のような詞章が唄われていたという。
生国魂(いくたま)獅子舞、よい景気。おたやん、こけても鼻打たん。大阪名物夏祭り
「おたやん」とは「お多福」のことで、「おたやんは頬が出っ張っているので、こけても鼻を打つことはない」という意味である。非常にユーモラスで浪速的だ。
天神祭に話を戻そう。さらに猿田彦や采女(うねめ)、花傘、猩々(しょうじょう)の人形を乗せた山車、牛曳童児などで第一陣が構成される。御羽車や神霊を移した御鳳輦のある第二陣がそれに続く。
上の写真は第三陣の鳳神輿と玉神輿が出発する様子。勇壮な掛け声で祭りの熱気は最高潮に達する。
陸渡御を見送ってから、天満宮に程近い四川料理のお店福龍園に立ち寄り、名物スーパーマーボー豆腐やスペシャル坦々麺に舌鼓を打った。福龍園はザガットサーベイ「大阪・神戸・京都のレストラン」の中華部門で上位にランキングされる名店で、はっきり言ってここのマーボーは料理の鉄人・陳健一のお店「四川飯店」より断然美味しい。
福龍園で大満足した後は、花火見物。
ただ、天神祭の花火は人ごみの多さの割には大したことはなかった。しょぼい。毎年8月1日にに行われるPL花火芸術の方が、はるかに規模が大きくて充実しているなと感じた。
| 固定リンク | 0
「吹奏楽」カテゴリの記事
- 大阪桐蔭高等学校吹奏楽部 定演 2022/ミュージカル「銀河鉄道の夜」(再演)と「エリザベート」(2022.03.26)
- 巨星墜つ〜追悼・丸谷明夫が日本の吹奏楽に残した功罪(2021.12.15)
- 大阪桐蔭高等学校吹奏楽部「全国大会練習会・金賞報告演奏会 in 伊丹」(2021.11.13)
- 創作ミュージカル「OGATA浩庵の妻」が凄い!〜大阪桐蔭高等学校吹奏楽部 定期演奏会 2021(今年は保護者以外動画配信のみ)(2021.04.18)
- 〈音楽の魔法〉映画公開目前!直木賞・本屋大賞ダブル受賞〜恩田陸「蜜蜂と遠雷」の魅力とそのモデルについての考察(2019.09.06)
「食い倒れの日々」カテゴリの記事
- アカデミー賞 2020 宴の後に(2020.02.13)
- ウルフギャング・ステーキハウス 大阪店へ(2018.08.03)
- 吉野に桜咲く (「義経千本桜」ゆかりの地を訪ねて)(2012.04.18)
- 京の茶漬け&「フェルメールからのラブレター展」「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」@京都市美術館(2011.10.03)
- さん喬ひとり舞台@亀屋寄席(2011.09.26)
「旅への誘ひ」カテゴリの記事
- 「シシ神の森」屋久島旅行記(2019.08.26)
- 平成最後の吉野の桜(2019.04.17)
- 小豆島へ(2019.03.30)
- 再び法師温泉へ!(2019.01.08)
- 宮古島へ!(2018.08.18)
コメント